統合失調症とは
- 統合失調症は、脳の神経ネットワークに何らかの障害が起こる精神疾患であり、15歳~30歳頃(思春期から青年期)に発症するケースが多く見られます。初期の段階では、親への反抗、不機嫌、成績の低下、友人との交流減少などがみられますが、徐々に幻聴や妄想などの特徴的な症状が出現してきます。この疾患は、先天的にストレスに対する脆さがある方が過度のストレスに晒されることにより脳内の神経系に異常を来たし、発症するのではないかと考えられています。
このような症状の方はご相談を
- 誰かが自分の悪口を言っている
- 自分にははっきり見えているのに、他人から「見えない」と言われたことがある
- 誰かが自分の事を陥れようとしている
- 自分の考えを他人に吸い取られてしまったことがある
- 自分の行動は誰かに操られているように感じる
- 他人から「話にまとまりがない」と言われたことがある
- 急に興奮し、大声で叫んだことがある
- 周囲の出来事に興味が持てない
- 人とコミュニケーションを取りたくない
- など
早期の治療が重要です
- 統合失調症の経過は人によって大きな幅があります。治療薬がよく効き、幻覚や妄想などの症状が上手くコントロールできるケースがある一方、なかなか治療が思うように進まないケースもあります。但し、いずれのケースにおいても、発症してからなるべく早い段階で治療することが重要です。治療せずに放置していると、どんどん症状が悪化していき、治療が難しくなってしまうのです。
統合失調症の治療
- 統合失調症の治療に関しては、まず薬物療法を行います。抗精神病薬を用いることが多く、これによって幻聴や妄想などの症状の改善が見込めます。その他にも、患者様の症状に応じて睡眠薬や抗不安薬、気分安定薬などを使用します。
- 薬物療法以外にも、精神科リハビリテーションを行うケースがよくあります。お薬によって幻聴などは抑えやすいのですが、中には効果が薄い症状もありますので、精神科リハビリテーションは効果的な治療の1つとなります。具体的には、病気の知識やストレス対処法を学ぶ心理教育、人間関係をうまく進める方法などを練習する社会生活技能訓練、記憶力や集中力などをつけるための認知機能リハビリテーションなどを取り入れます。
- 院長
- 石井 竜也
(精神保健指定医/日本医師会認定産業医)
- 診療内容
- 心療内科・精神科
- 所在地
- 〒220-0004 神奈川県横浜市西区北幸1-7-6
日土地横浜西口第一ビル地下2階
- 電話
- 045-290-3388
- 最寄駅
- 横浜駅 みなみ西口徒歩1分
市営地下鉄(地下街)出口9直結
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△〜17:00 |
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- ◎ 14:30~20:00 △ 9:00~13:00、14:30~17:00
- 休診日:火曜、日曜、祝日