パニック障害とは
- パニック障害は、特段のきっかけが見当たらないのに、突然パニックが襲ってくるように感じてしまう病気です。激しい動悸やめまい、発汗、窒息感、手足の震えなどの発作が起こり、日常生活に支障が出るようになります。こうした辛い症状を自分ではコントロール出来ませんので、不安感が募っていきます。重症になると、そのまま死んでしまうのではないかと強い恐怖を抱くこともあります。
パニック障害の3大症状
- パニック障害になると、「パニック発作」、「予期不安」、「広場恐怖」という特徴的な症状が見られるようになります。このうちパニック発作は、激しい動悸が突然起こったり、特に気温が高くないのに汗が止まらなくなったり、心臓が激しくドキドキしたり、体が震えたりします。そのため、患者様は強い不安感に悩まされます。多くは20~30分くらい、長くても1時間以内には治まります。しかし、数日から数か月後に、再びパニック発作が起こる事がよくあります。
- このようなパニック発作を何度も繰り返していると、「再び発作を起こしたらどうしようか」という強い恐怖感や不安感が生まれてきます(予期不安)。さらに、「人目の多い場所でパニック発作が起きたらどうしよう」、「発作を他人や大勢の人に見られるのは恥ずかしい」といった不安や恐怖によって人込みを避けるようになります(広場恐怖)。
- この3つの症状は、悪循環となってパニック障害を悪化させがちです。パニック障害が悪化すると、人前に出るのを嫌って閉じこもるようになり、正常な社会生活が営めなくなります。うつ病を併発するケースもあります。
パニック障害の治療
- パニック発作が起こらないようにするため、抗不安薬や抗うつ薬を規則正しく服用します。具体的には、選択的セロトニン再取り込み阻害薬、ベンゾジアゼピン系抗不安薬、三環系抗うつ薬などが用いられます。まず低用量から投薬を開始し、治療反応を見ながら徐々に増やしていきます。投薬開始からある程度の効果が現われるまでに4~6週間かかりますので、医師の処方を守り、途中で中断しないようにして下さい。
- また、パニック発作が見られなくなった後も、再発などを防ぐため、約2年間にわたって内服を続けていくことが望ましいとされています。但し、患者様の症状によって薬物療法の実施期間は大きく異なりますので、担当医の指示に従うようにして下さい。
- 院長
- 石井 竜也
(精神保健指定医/日本医師会認定産業医)
- 診療内容
- 心療内科・精神科
- 所在地
- 〒220-0004 神奈川県横浜市西区北幸1-7-6
日土地横浜西口第一ビル地下2階
- 電話
- 045-290-3388
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- 横浜駅 みなみ西口徒歩1分
市営地下鉄(地下街)出口9直結
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