社交不安障害とは
- 初対面の人や社会的地位のある人と会話をしたり、大勢の人の前で重要なスピーチをするときなどは、「言いたいことをきちんと伝えられるか」、「自分の話によってその場の雰囲気を悪くしたりしないか」などと考え、過度に緊張してしまうことは多くの方に見られる一般的な現象です。従って、病的な状態ではありません。
- しかし、「周囲の人に見下されたりしないか」などと過剰な不安や緊張を感じてしまい、対人場面を避けるようになったり、無理やり出席して強いストレスを感じてしまうときは、社交不安障害の可能性があります。会社や学校などで対人関係を強いられると動悸や震え、吐き気などの身体症状が強くなり、会社や学校に行けなくなることもあります。
社交不安障害の症状
- 人前に出ると異常に緊張する
- 手足、全身、声のふるえが出ることがある
- 顔が赤くほてる
- 脈が速くなり、息苦しくなる
- 通常より多めの汗をかく
- 何度となく吐き気がする
- 口がカラカラに渇く
- トイレが近くなる、または尿が出なくなる
- めまいがする
社交不安障害の治療
- 社交不安障害は、脳内からの神経伝達物質を上手く調節できないことによって起きると考えられています。そのため、脳の機能を調整する薬物療法を行います。抗不安薬や抗うつ薬が代表的です。こうしたお薬を飲み始めて1ヶ月ほどすると、患者様自身も効果を実感できると思いますが、この時点で服用を止めてしまうと、再発の危険性があります。症状が出なくなっても自己判断で中断したりせず、必ず医師の指示に従ってください。
- また、物事の考え方や捉え方、行動を変えるための認知行動療法を取り入れることもあります。患者様がしっかりと現実に向き合えるよう、不安を抱きやすい考え方を変えたり、不安にうまく対処したり、不安に慣れたりする訓練を行います。認知行動療法による治療は数ヶ月に及ぶ長い期間を要するケースがありますが、焦らずにゆっくりと治療していくようにしましょう。
- 院長
- 石井 竜也
(精神保健指定医/日本医師会認定産業医)
- 診療内容
- 心療内科・精神科
- 所在地
- 〒220-0004 神奈川県横浜市西区北幸1-7-6
日土地横浜西口第一ビル地下2階
- 電話
- 045-290-3388
- 最寄駅
- 横浜駅 みなみ西口徒歩1分
市営地下鉄(地下街)出口9直結
診療時間 |
月 |
火 |
水 |
木 |
金 |
土 |
日祝 |
10:00-13:00 |
○ |
- |
○ |
○ |
○ |
△9:00~ |
- |
14:30-19:00 |
◎〜20:00 |
- |
○ |
○ |
○ |
△〜17:00 |
- |
- ◎ 14:30~20:00 △ 9:00~13:00、14:30~17:00
- 休診日:火曜、日曜、祝日